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石井美絵子の二次元HOLIC!

Oggi専属モデルの石井美絵子が、実は大・大・大~好き、という二次元の世界について、思い入れたっぷりに執筆するWEBコラム。誌面のファッショナブルなイメージとは違った魅力を、ぜひ堪能してください。

いしいみかこ
スラリとした手脚でどんな服も着こなしてしまう独自の存在感が人気のモデル。2013年1月号より『Oggi』専属。このWEBオリジナルコラムでは、大好きな漫画&アニメについて書き連ね、二次元にも強いという新たなモデル像を提案。また2014年以降、ミュージカルや舞台に出演するなど女優としての活動も活発に。秋には『美少女戦士セーラームーン〜アン ヌーヴォー ヴォヤージュ〜』に出演、セーラープルートを演じた。

モデル紹介▶

Vol.16

東のエデン

100億円でこの国を良くしてくれ。
そう言われたらその100億円をどう使いますか?
私は東のエデンという作品に出合って6年が経ちますが、
いまだにその問いに対する答えが見つけられないままでいます。
100億円という現実味のない莫大な金額、
それなのにたった100億円でこの国を良くするなんて......とも思ってしまうのです。
『東のエデン』の世界では、ジュイスというコンシェルジュに繋がる携帯電話から要請をすれば
人の感情を動かすことや死人を生き返すこと以外なら大抵のことは叶えられます。
もちろん100億円以内でできる内容ならば、です。
そういう状況下にいたとしても私には到底ろくなことが思いつきそうにありません......
でもたとえば...
犯罪者はみんな死刑にする...
貧困の差を無くす...とか。
...まあどうも漠然としていて、イコール良い国には繋がりません...。
こうなってくると私はこの国のことを全然知らなくて、
そもそも正しいお金の使い方すら知らないで生きているんじゃないのか?という考えに至ってしまう。

『東のエデン』は、ファンタジー要素もありつつ、これまでこの国をつくり上げてきた大人たちと、
この国の未来である若者たちとの壁、コミュニケーションの欠如、それゆえに国が活性化せず、
良くない方へ向かってしまっている...という現代社会が描かれた作品です。

『東のエデン』全12話、そして劇場版Ⅰ、Ⅱを見終えた後は
"この国にとって自分とは..."なんて、一丁前に考えたりしてみるのですが...。
おそらく今、自分にできること、たとえば一生懸命働くこととか、
もっと周りの人とコミュニケーションを取ることとか、
そういう世間一般で"当たり前"とされていることを"当たり前"にすることがとても大切なことで、
それを一人一人ができたら必然的にこの国はどんどん良い方向へ向かっていくはずです。

近年ではニートという言葉がメジャーになったり、
コミュニケーション障害、略して"コミュ障"という言葉がネット上で頻繁に飛び交うようになりました。
このコミュニケーションという部分は、作中の主人公・滝沢朗が本当に長けているところで、
私は生まれ変わりでもしないかぎり彼のようなコミュニケーション力を手に入れることはできないと思います。
もちろん生まれ変わらずとも今から少しでも彼に近づけるようにと意識はしますが...。

だれにでも愛をもって接する。
つくりだす愛じゃなく
自然と生まれてくる愛。
きっとそれだけのことなんです。

『東のエデン』を見ると毎回思い出す言葉があります。
それは2年くらい前に聞いた「みんなが隣の人に優しくするだけで世界は平和になる。」という言葉。
だれにでも優しくすることはなかなか簡単なことではありません。
でもだったら、一人一人、みんなが隣の人にだけでも優しくすれば優しい世界ができる。
もちろん言うのは簡単で、現実として難しいことなのはわかっていますが、
そうなればいいのに...という想いは消えませんし、
『東のエデン』を見るたびにその想いが強くなります。

この国を良くするということに明確な答えはないけれど、
でも別にそんなたいそうなことを考えずとも毎日をコツコツと一生懸命生きることこそが、
この国を良い方向へ導いてくれると信じています。

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