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石井美絵子の二次元HOLIC!

Oggi専属モデルの石井美絵子が、実は大・大・大~好き、という二次元の世界について、思い入れたっぷりに執筆するWEBコラム。誌面のファッショナブルなイメージとは違った魅力を、ぜひ堪能してください。

いしいみかこ
スラリとした手脚でどんな服も着こなしてしまう独自の存在感が人気のモデル。2013年1月号より『Oggi』専属。このWEBオリジナルコラムでは、大好きな漫画&アニメについて書き連ね、二次元にも強いという新たなモデル像を提案。また2014年以降、ミュージカルや舞台に出演するなど女優としての活動も活発に。秋には『美少女戦士セーラームーン〜アン ヌーヴォー ヴォヤージュ〜』に出演、セーラープルートを演じた。

モデル紹介▶

Vol.4

ヒカルの碁

"囲碁の漫画"
...というと堅いイメージをもたれる方もいるかと思いますが、『ヒカルの碁』は囲碁を通して主人公ヒカルの人間としての成長、かけがえのない存在との絆が鮮明に描かれています。
プロ棋士を目指すために狭き道を歩む精神力や、
一方で趣味として楽しむ囲碁の尊さなど、
囲碁について描かれたことから、囲碁以外にもいろいろ学ぶことができる作品です。

ヒカルが囲碁を始めるきっかけとなったのは、
ヒカルの祖父の蔵にあった碁盤に宿っていた霊、藤原佐為(ふじわらの さい)との出会い。
佐為の姿はヒカルにしか見えず、
四六時中ヒカルの側にい続けます。

四六時中離れることなく一緒にいたのだから、
ヒカルにとって佐為はもしかしたらそれ以上のかけがえのない存在だったはずです。
その佐為が消える(つまり成仏する)シーンは、
当時小学生だった私に強烈な虚無感を与えました。
そのときの視界に入るものがすべて色褪せて見えるような感覚は今でも覚えています。
そのシーンを境に『ヒカルの碁』を見ることが辛くなり、
もう見るのをやめてしまおうか...と何度も思いました。

囲碁という生きる道を与えてくれたのは佐為であり、それを実現したのがヒカル。
切っても切れない縁のはずなのに、
佐為はヒカルに何も告げずに消えてしまいました。


自分だけではたどり着けない(もしくは見つけられない?)道へと導いてくれる存在、
他の人からは見えていなくても自分の中、背景にいる存在といったもの、
初めてそれに気づかせてくれたのがこの『ヒカルの碁』でした。

もちろん、だれかからきっかけを与えられても
最終的にどの道を行くかを決めるのは自分自身です。
しかしその決断の背景には確実にだれかの手招きや後押しがあるはずです。

それは親だったり先生だったり友達だったり...。

たとえば母が私によく言っていた言葉、
「仕事は一生ついてくるもの。だから好きなことを仕事にしなさい。」
この言葉を小さいころから何度も言われていたから
私はモデルという道を進むことを考え、たどり着けたのかなと思います。

そして近年なら
事務所のマネージャーさん。
モデルを始めたばかりのころ、
仕事に対してあまり知識がない私にいろいろなことを教えてくれたり、指摘してくれたり...、
今では仕事のことだけではなく私生活の部分でもアドバイスをもらったり...。
ときには衝突もありますが、
自分で考え行動するという道へ導いてくれたと思っています。

こうして考えていくと、
ターニングポイントごとに必ずだれかの顔が浮かんできます。
"ひとりじゃない"という、一見綺麗ごとみたいな言葉に一気に親近感!

でも本当にそう。
きっとひとりで見える道の数は少なく、そしてそれは狭い。
だれかの存在があることによりどんどん広がっていくと思います。

自分のそばにいる存在が、
いかに尊いか忘れないように、
歩んでいきたい...そう思うようになるきっかけを、
与えてくれたのがこの作品だったのです。

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